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Qちゃん先生の子育てのヒント

登園しぶり登校しぶりの対処法


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登園しぶり登校しぶりの対処法


低音障害型難聴は、過去2度なったことがあります。
ひどいめまいで立つこともできず、嘔吐があって、苦しみました。
放置していたら、難聴や耳鳴りが改善せず、一生持続する可能性がある
と医師に告げられ、こわくなりました。


誘因は、仕事上のストレスと睡眠不足です。
英語を教える仕事は毎日楽しいし、私の生きがい。
イヤイヤやっている仕事ではないので、ストレスと言われ驚きました。
目に見えないストレスのせいで、物理的に内耳に水がたまなんて。
何とも不思議です。


うちに通って下さっている4歳のお子様なのですが、
同じようなことがありました。
3、4歳というと、年齢的、また気質的に気分にムラがあり、
好き嫌いが激しい場合があります。
お家でも「しんどい」「○○が痛い」と言うことが多いのだそうです。


うちの教室に入ってくるなり、「今日はしんどい...」と訴えます。
以前の私なら「何を甘えているの」「じゃあ、休めばいいのに」と
(スミマセン)正直思ったかもしれません。
嫌がるおどりやゲームに無理強いして参加させたかもしれません。


無理強いはだめです。
お月謝をいただいているのだから、しっかりレッスンしてあげなければと
真面目な講師ほどそう思ってしまいます。
「先生がこわい」と思われ、辞められたケースもありました。
そんなつもりは全くなかったので、ショックでした。


「しんどい」と訴える子は、本当に体が「しんどい」のです。
決して甘えやわがままではなく、本当に体にだるさを感じているのです。
教育者として、ちゃんと気持ちを受け入れて対処しなければならないと
最近読んだこの本が教えてくれました。





保育園・幼稚園・学校へ行きたくない子どもの気持ちと行動の真意
痛いほどわかりやすく伝えてくれる良書です。
母親の立場からも読めますし、講師としての立場からも読め、
大変勉強になりました。
先の4歳児については、次のように対処すればいいと理解しました。


まずは、講師が子どもの訴えを聞き流したり、無視しないことです。
子どもの言葉や姿を無条件で受け入れ、同調してあげれば、
子どもは安心して心を開いてくれるようになります。
「何を言っているの」と怒るのはもってのほか。
怒りで子どもを制してしまうと恐怖心を植えつけてしまいます。


例えば、「お母さんと離れたくない」と泣き叫ぶ子は、
泣き叫ぶことで自分の内に後から後からわきおこる恐怖感を放出し、
辛うじて心のバランスを保っている
」のだそうです。
泣くことは、心に抱え切れない感情の大切な調節弁です」とあります。


「しんどいんだよね」「おかあさんと離れるのが悲しいのね」などと
受けとめてあげることが大切です。
子どもは自分のことをわかってくれる人がいると知ることができたときから、
その場は子どもにとって、少し安心できる居場所になる
のだと指摘されています。


英語講師という仕事は、ただ子どもの英語力を育てればいいのではありません。
特に乳幼児期は、心身の発達も大きく、人間形成の基礎が築かれる
大切な時期です。
英語教育を通して人格を育てる意味も大きいので、
心して接しなければなりません。修行は続きます...(涙)


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